39w3d (dimanche)
まだほとんどが蕾だった梅の木。
今頃綺麗に花を咲かせているだろうか。
「じょうずにうまれてきますように」
「はーやくでておいで!」
エスカレーターやエレベーターを避け常に階段を利用。
もしかしたら2人きりでのお散歩は今日が最後になるかも
と思ったらいつもの道も、目に入って来る景色も、その時の何でもないおしゃべりも
何もかもが特別に思えてならなかった。
もう2度と戻れない、宝物のようないとおしい時間。
39w3d。新しくうまれてくる命への楽しみな素直な気持ちと
胸が締め付けられるようなさみしさを感じてた。
前の週に病院を出る時、次にここへ来るのは健診じゃなくて産む時!と
おまじないのようにむすこに話したことを思い出しながら。
むすこにはリクエスト通り絵本で見たお子さまランチ風に。
日付けが変わる頃には好きなキャンドルを灯しながらハーブティーを飲んで
まだ大丈夫、と眠れない一夜を過ごした。10分間隔。
その日のお昼前、bebe誕生。
全てのタイミングがよく10日経った今でさえも夢をみているような気がしてしまう。
初期のつわりの頃から何度となくわたしの身体を気遣い、優しい言葉をかけ続けてくれたむすこ。
バスと電車を使って行く妊婦健診はいつも2人で通った。
その病院を選ぶきっかけになった助産師長とは、
最初こそ照れていたけどいつの間にかすごく仲良しになっていた。
思えば健診はほとんど師長に会いに行っていたようなもの。
それくらい彼女の存在はわたし達親子にとって大きかった。
お兄ちゃんになった日、初めて襟付きのシャツに袖を通したむすこは
いつもよりぐんと成長して見えた。
そしておなかの中でわたしの言葉をよく聞いて絶好のタイミングで出てきてくれた
bebeには感謝の思いしかない。
わたしはこの子に一生頭が上がらないだろうと思う。
退院する日の朝。
師長から住所を聞きにきてくれた時はとびあがりたくなるほどうれしくてまた涙。
入院中に下のフロアのローソンで購入した、師長が監訳を務める700ページをこえる本は
わたしにとって初めてのちゃんとした育児書となった。
すてきな病院と助産師の方々に出会えたことは幸運だったとしか言いようがなく、
本当にうれしく思う。
いつものキャロットケーキをアレンジ。
この後、真ん中にメッセージ。
握ると固まって開くと流れ落ちるコーンスターチ。使うのは水だけ。
bebeが眠る間に。
早速我が家にはこの赤いきょうりゅうがいる。
むすことbebeに。
(bebeと言ってもこちらもboy。長男次男、上の子下の子、どれもしっくりこないから
とりあえずはこの書き方で。)
すっかりきょうりゅうが大好きになったむすこの今のお気に入り絵本は
バートンの「きょうりゅうきょうりゅう」
by bonbonbunny
| 2012-02-23 14:27
| 3ans