Blue Valentine

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ブルーバレンタイン感想。
公開は春だったのでもうネタバレも何もないけど、
何と言ってもMichelle WilliamsとRyan Goslingの好演。
この2人じゃないと成り立たなかったのではと思うくらいよかった。
努力の末に資格を取って働く妻シンディと、いつまでも2人だけの世界に生きるマイペースな夫ディーン。
出会って恋に落ち、結婚、破局までの過去と現在をカットバックで描いていく内容は
あまりにリアルで重く、一言にラブストーリーと括ってしまえない感じ。
けっこうずっしりくるので間違いなくデートには向かない、そんな映画。
ちなみにわたし以外の4人もみんな1人での鑑賞でした。

後から知ったのだけど過去はフィルムで、現在はハイビジョンの高度なカメラで撮っているそう。
シンディの女性としての気持ちもわかるけど、個人的にはディーンの人柄も憎めずで
どうにもならない2人の関係は、こちらまで息苦しくなってしまう。
(引越屋の仕事でディーンが老人男性の部屋をデコレートしてあげるシーンとか好きだなあ...)

好演と言えばわすれちゃいけないのが2人の娘(正確には父親は別の男)フランキーを演じたFaith Wladyka。
冒頭でフランキーとディーンのシーンがあるのだけどその自然さと可愛さも見所。
それに胸が詰まるようなあの美しいラストをスクリーンで観られてよかった!


そういえば観なかったな。とかるい気持ちで調べて、偶然ジャック&ベティにて
その日から上映だったブルーバレンタイン。2h後、taxiをフル活用して本編開始2分前に到着。
思えば劇場で映画を観るなんて1月以来のこと。
直後はしばらくぼーっとしてしまったけど、電話をして、後ろで聞こえるむすこの声にほっとして
電車の中で何とか気持ちを立て直した。
ギリギリで入ってブランケットを借りるのも忘れたこの日。
でも自販機で買った温かいミルクティーがあったから大丈夫。
ミルクティーは結局飲まなかった。






Blue Valentine
トレーラーでも使われているこの曲(" You Always Hurt The Ones You Love ")や
" You and Me "を聴くとまだ胸がきゅんとする。
写真のdressが特にかわいかった。vintageかな。
今月はもう1本映画を観にいく予定。
by bonbonbunny | 2011-09-13 23:39 | cinema